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スポーツの本質から見る”本気で取り組む”という捉え方の違い

みなさん、唐突ですがスポーツをする目的ってなんですか?今や様々な目的があってスポーツがされています。

プロ選手になる、健康のため、カッコよくなりたい、友達を増やしたい、強くなりたい、綺麗になりたい、集中力をつけたい、マナーを学びたい。など言い出せばきりがないですね。人の数だけ本当にたくさんの理由や目的があります。

スポーツの本来の目的は、気分転換

結論から言うと、スポーツにおいて本気で取り組むということは楽しむこと前提だと僕は思うんです。歴史から見るとスポーツとは、”楽しく健康に生きるための行動”  です。そしてこの健康とは身体のことだけではありません。身も心も健康でないと意味がないのです。

スポーツの三代要素は、肉体的刺激 / 競(闘)争 / 遊戯 と言われています。遊戯もしっかりと要素の中に入っていますね。

sports の語源はラテン語の deportare 。de → away / portare → carry を意味していて、これを日本語に訳すと “運び去る / 運搬する” という意味になります。運び去る → 気分を転じる と解釈され、精神的なものを意味するとされています。つまりは “義務(しないといけないこと)からの気分転換” ということです。

日本にスポーツが入ってきたのは明治時代で、それより前はスポーツではなく古くから伝わる “武(士)道” (以下、武道)と言うものがありました。イギリスでは16世紀ごろにスポーツというものが形成されています。

つまり、スポーツができてから日本に入ってくるまでの間はなんと200年。200年の間にスポーツと武道は大きな違いが生まれています。

スポーツと武道の違い

そもそもスポーツと武道の違いはなんでしょうか。武道の三代要素は、スポーツの三代要素 肉体的刺激 / 闘(競)争 と同じです。一番の違いはスポーツは遊戯なのに対して武道は “精神の鍛錬” です。

当時の時代背景などもかなり影響しているのでしょう。まだまだ生きるのに必死だったんですね。自分の身は自分で守らないといけない。強くならなければいけない。戦いに負けることは許されない。そんなこともあり遊び心を持って何かをするという余裕はなかったのです。

楽しめていなかった頃の僕の話しをしましょう。

僕(筆者)は4歳から空手道場に通っていました。物心がついた時から武道の道を歩んできたんです。ダラけた時期ももちろんありましたが、僕なりに本気で取り組んだ時期もありました。

正直にいうと楽しい時なんてなかった。遊び感覚なんかでやっていなかった。練習に練習に練習。自分の道場の練習に加えて、他道場への出稽古、日曜日は大会や合同練習。ずっと空手をやっていましたが遊戯のゆの字もありませんでした。

それは武道には遊戯の考えがなかったから?いえ、違いますね。武道と言えど、今では立派なスポーツです。

スポーツに本気で取り組むから忘れがちなこと

なぜ当時の僕は遊び心を持てなかったのだろうか。・・本気だったからだと思います。その種目に本気で取り組んでいた。そう、そこに陥りがちな落とし穴がありました。

スポーツとなれば勝ち負けがあるのが普通の世界。やっぱり勝ちたいですよね!そのためにしんどい練習も頑張ります。そんな状況で楽しめる?ずっとそう思っていました。

ただ楽しみ方って色々あるんです。楽しく練習するのも1つの楽しみ方。勝った瞬間に喜びが爆発し、それを楽しむのもひとつの楽しみ方。

カナダのラグビーチームをトレーナーとしてサポートさせていただいた時、みんな笑いながら口を揃えて言っていました。

“Taka!! 今日のゲームしっかり楽しめたか?”って。

勝っても負けても毎回笑顔で言われました。負けた時はもちろん険悪なムードな時もありました。でも、負けが決まった瞬間に、顔あげよう!って笑顔で言う選手もいました。逆にその時は悔しくて怒っているけど着替え終わった頃には笑顔で話している選手もいました。それぞれの楽しむタイミングが違う証ですね。

負け試合の後、盛大に笑いながらビールを飲んでるくせに、とあるタイミングで反省会が始まるんです。その瞬間みんなが真面目に取り組み話し合う。その場で練習しだす選手もいました。そして反省会が終わった瞬間また笑顔で浴びるようにビールを飲んでいました。

「本気で取り組む」ということの捉え方の違い。

僕はこれが本気で取り組むってコトなんだって思いました。24時間気張ってそのコトを考え続けるのも大切かも知れません。

ですが、しっかり楽しめないとそのスポーツを通して学べるコトが減ってしまう、楽しめることが減ってしまう。

勿体無すぎませんか?せっかく自分が好きでやっていることなのに気がつけば楽しむことなんて忘れて勝つことだけが正解になってしまう。そして引退した時、自分にはなにが残っているのでしょうか・・?

スポーツの本質は楽しく健康に生きるということだった。

冒頭でもお話しした通り、スポーツとは”楽しく健康に生きるための行動”  です。本気で取り組むもよし。趣味程度で楽しむもよし。それは自由です。しかしもしあなたが注力できるものに対して少し疲れてしまった時は思い出してみてください。

「楽しめているだろうか」と。結果が最優先でプロセスに喜びを感じられなくなると意欲が下がってしまいます。プロセスに価値を見い出せれば、長い目で見て成長に繋がります。

今後もあなたなりのスポーツの楽しみ方を大切にしてください。ここまで読んでいただきありがとうございました。

どんなに楽しくても、どんなに好きなことでも

がむしゃらに進むときもあれば、

何もかもから解放されたい時だってある。

RE:BONEは自由で自然体なあなたと共に。

GO FOR IT デザインに込められた想い

柴田 崇志

柴田 崇志

柴田崇志(1992年7月生)大阪を拠点に出張整体やスポーツチーム帯同・イベントなどを行なっている。

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