師匠に言われた『真っ直ぐ生きろ。』という言葉を胸に留学を決意したラガーマン、溝川雅之さん。1996年9月生まれの25歳。日新高校、大阪国際大学を卒業し、クラブチームの六甲クラブに入部。ラグビーを通じて出会った熱い先生達の影響もあり、運動の素晴らしさを伝えたいと高校でコーチングにも挑戦している。大学時代の大怪我を乗り越え、沢山の人に背中を押してもらいこの4月末から念願の海外ラグビーに挑戦! オーストラリア留学を目前に、何事にも全力で取り組むその姿勢の秘訣を語ってもらった。 インタビュアー=TAKA
“真っ直ぐに生きる”ということで知った、自分が立つべき場所。
➖➖溝川さんがオーストラリアに行こうと思ったきっかけは何ですか?
僕が今トレーニングをしている整骨院が京都にあるんですけど、そこでトレーニングを見てくれている先生が元々トップリーガーだったんですよ。その先生の周りの人たちもオーストラリアでプロになった人が多くて、背中を押してもらってオーストラリアに行くことを決めました。
➖➖そんな身近に元トップリーガーの方が!オーストラリアへは何かコネクションがあったんですか?
コネクションがある状態でプレーが決まっているということもなく、とにかく飛び込むつもりです。向こうに行ってガムシャラに頑張る中でキャプテンを目指し頑張りたいという気持ちがあります。無謀だと思うけどチームを引っ張るくらいの気持ちがないと上には上がられへんと思っているので。
➖➖たくましいですね・・!なぜプロになろうと決めたんですか?
実は大学入りたての時はプロになる予定はなくて、大学では教員を目指し「運動神経が悪くても、こんなにも運動は楽しいよ」というのを伝えていきたかったんです。僕が高校生の時、ラグビーの先生がとにかく熱い人でめちゃくちゃいい環境の中で育てていただきました。そんな先生を見て僕も教員もしくはコーチ、誰かに何かを伝えられる人間になりたいと思いました。プロになることで自分には出来ないと思っている人たちに勇気を与えたり、もっといい影響を与えられるんじゃないかって思ったんですよね!
➖➖運動神経が悪くてもプロになれるって希望ですよね!なぜラグビーなんですか?
きっかけは部活を始めたいと思っていた時に、2011年W杯でラグビーを見て「強くなれそうだな」と思ったんです。始めは痛いとか全然できへんとかの連続で本当に思い通りにいかなかったです。でもタックルができるようになったり、自分の強みが見えだしてきて「こんな自分でもスポーツやラグビーに関われるんや」って思いました。自分は運動神経があまり良くないと思ってたんですけど、それでもできたのがラグビーで、運動神経が良くない自分と決別したい。それが始まりですね!
➖➖なるほど。見えてきた強みというのは・・?
ラグビー人生で培ってきたのは諦めないという強い気持ちです。常に全力でやること。ちょっとした勇気を出すこと。気持ちだけは負けません!
➖➖溝川さんにとってラグビーは、熱さをもたらしてくれる存在なんですね!
そうですね!小中学校の時の自分は熱いとかなくて、本当に普通の男の子というか。唯一熱さをもたらしてくれたのがラグビーだったんですよ。高校の先輩に教えてもらったり色々な人に支えてもらって持ち上げてもらいました。自分で掴み取った今とはどうしても思えない・・。周りの人たちに本当に頭が上がらないし自分をこんな人生にしてくれたラグビーに感謝しています!
➖➖ラグビーで悔しかったこととか挫折したことはなかったんですか?
大学2回生の時に前十字靭帯を切ったことですかね。その時初めて手術をしたんですけど1年くらいラグビーができなくて・・でもお見舞いに来てくれた人とかラグビーの仲間や監督、家族もそうだし皆んなが頑張れって言ってくれたから立ち直りは早かったです!
・・それと、コロナでオーストラリアに行けなかったことは大きかったですね。
➖➖コロナがあってオーストラリアに行くのを延期されたんでしたよね。当時の心境はどうでしたか?
大学卒業して1年後に行く予定だったんですけど、ちょうど行こうとしていた3月にコロナが流行りだして結局2年延期になっちゃいました。その頃はこのままで大丈夫なんかっていう思いがあって、オーストラリアに行く気持ちが薄れたりとか心の葛藤がめちゃくちゃありました。
➖➖どうして行くと決めたんですか?
弱気になっているときに、通っている整骨院の先生が「ブレずに真っ直ぐ生きろ!」と言ってくれたんです。そんな師匠の言葉が僕の心の中でめっちゃ響きました。やっぱり俺は自分の言ったことや自分の思いを貫こう!そうしてオーストラリアに渡航するという決断に至りました。
➖師匠の存在の大きさを感じます!!最後に溝川さんの今後の目標を教えてください。
オーストラリアで経験をしっかり積んでプロになります!冒頭でも言った通り、自分がプロになり体現することで運動神経があまり良くないと感じていても、そんなの関係ないと勇気を与えられるような存在になりたいです。あとは英語を身につけて世界中の選手とコミュニケーションを取れるとチームも引っ張っていけるし、そのスキルを持ち合わせた上で貢献できるような人間になりたいと思っています。
溝川さんのInstagram : @masa9yuki1chan3
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